樹木葬にかかる費用は?納骨や永代供養にかかるお金の相場

樹木葬の費用

お墓を建てる費用は、安くはありません。

またお墓を建てたらおしまいではなく、墓を継承していく子孫が必要になります。

様々な面からも「お墓を建てるのはなかなかハードルが高いなあ」と考える人は多いのではないでしょうか。

そういった問題に直面する人から注目されているのが「樹木葬」。

樹木葬は木を墓石の代わりにしますので、墓石や墓碑にかかる石材一式を購入する必要もなく、かかる費用が抑えられます。

では樹木葬には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

樹木葬に限らず、お墓にかかる費用は、その土地の地価と関係しているため、地域によって若干違います。

そこでこの記事では、樹木葬にかかる費用を地域別に紹介します。

樹木葬とは?合祀、共同埋葬、個別埋葬かで費用に差がある

樹木葬とは樹木を墓標とし、遺骨を埋葬したり、遺灰を撒いたりする埋葬方法です。

樹木葬についての詳しい解説は「樹木葬とは?知っておきたいメリットやデメリット、よくあるトラブルを紹介」とお読みください。

樹木葬の遺骨の埋葬方法にも霊園によって違いがあり、おおまかに次の3種類があります。

樹木葬の埋葬方法

個別埋葬 それぞれの遺骨を別々に埋葬する
共同埋葬 何体かの骨壺、または骨袋に入れた遺骨を共同で埋葬する
合祀 何体か分の遺骨を、区別することなくまとめて埋葬する

 

それぞれの埋葬方法や土地価格によって、トータル費用に違いが出ます。

一般的に個別埋葬のタイプがもっとも費用が高く、共同埋葬や合祀は費用を抑えた埋葬が可能。

また、都心や交通の便がよい霊園は価格が高く、地方や山林を利用した霊園は比較的安い費用で利用できます。

東京で樹木葬をすると費用の相場はいくら?

東京の郊外には、樹木葬を行うことができる霊園が比較的たくさんあります。

人口が集中しているため、必然的に樹木葬の需要も多くなるという理由のほか、「墓石を残す」という従来の埋葬方法にとらわれない考えの人が多いという理由もあるかもしれませんね。

東京近郊の樹木葬霊園は、平均40万円から100万円が相場。

地価が高いため、どうしても里山の霊園より費用が掛かってしまうという一面はあります。

しかし石仏があったり芝生が植えられていたりと、キレイに整備された庭園風の霊園に永眠することができるので人気は高いんですよ。

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大阪・名古屋・福岡など地方都市の樹木葬費用はいくら?

大阪の樹木葬霊園、パークフォレスト堺

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その一方で、東京ほどではありませんが、人口が集中している大阪、名古屋、福岡など地方都市の樹木葬費用は、どれくらいの値段が相場になっているのでしょうか。

大阪 平均40万円~70万円
名古屋 33.8万円~80万円
福岡 平均20万円~90万円

 

このように地方都市のほうが東京近郊に比べると、安価な費用で樹木葬ができるようです。

しかし樹木葬ができる霊園自体が少ないのが現実であるため、自分がイメージする樹木墓地に出会えない可能性もあります。

樹木葬の費用とは?納骨料や永代供養料は含まれる

「樹木葬の費用」というのは、具体的にどのような費用のことをいうのでしょうか。

樹木葬は墓地の1区画に先祖代々の遺骨を納める納骨とは違い、基本的に「一名あたりいくら」といったかたちで費用が掛かります。

樹木葬といっても霊園ごとにさまざまなスタイルがありますので、ひとくくりにすることはできませんが、一般的に次のような費用が含まれます。

樹木葬の費用に含まれるもの

  • 埋葬料(納骨料)
  • 永代供養料(永代使用料)
  • 管理料
  • その他、銘板彫刻料など

イメージ通りの樹木墓地を見つけることができたら、まずは気になるのが費用のこと。

提示された料金にきちんと永代供養が含まれているか、管理料はいくらかかるのかなど、気になる費用の詳細を確認しておきましょう。

樹木葬の費用まとめ!詳細情報を確認するために資料請求してみよう

いま人気の埋葬方法、樹木葬の費用について解説してきました。

墓地の一区画に墓石を建てる従来通りの埋葬方法とは違い、樹木葬は墓石も墓標も必要ないこと、また省スペースで納骨できることから、費用が少なくて済むメリットがあります。

ただ交通の便がよい霊園を選べば、どうしても料金は高めになり、納骨スペースも少なくなってしまいます。

だからといって、樹木葬は地方が有利というわけでもありません。

東京に比べ地方都市は樹木葬になじみが薄いためか、樹木葬が行える霊園自体がまだまだ少ないのが現実です。

樹木葬がもっと一般的に普及し、より多くの人が樹木葬を希望するようになると、さらに身近なものへとなっていくかもしれませんね。

まずは気に入った霊園を見つけるために、いくつか資料請求してみましょう。費用のことだけでなく、その霊園の特徴や長所・短所を知ることが大切なことなんですよ。