弔電の一般的な文例はこれ!一番簡単で迷わない文例の決定版
弔電とは、お葬式や告別式に出られない人が弔意を示すために送る電報のこと。
お葬式に合間に読み上げられるため、「その場の雰囲気を壊すことなく、ご遺族や参列者の心を打つ、なにか良い文言はないものか」と頭を悩ます方も多いはず。
そこでこの記事では、弔電の文例を「短文」「中くらいの長さの文」「長文」に分け、一般的な弔電の文例を紹介します。
Contents
【短文】弔電の文例!簡略的な文章でストレート伝える弔意
亡くなった方とそれほど親しい間柄ではないにもかかわらず、長々しい弔電を送るのは、何となくそらぞらしいような気がしますよね。
文章の長さや言葉の選び方を注意しなければ、せっかくの弔電も場違いなシロモノになってしまいます。
長文になり文字数が増えると、電報料金がかさむところもデメリット。
「故人とは顔見知り程度なんだから短い弔電でで十分だ」と考えている人も多いでしょう。
ここでは最小限の文字数で過不足なく弔意を伝える、弔電の文例を紹介します。
一行で簡単にお悔やみを伝える弔電の文例
もっとも短い弔電の文例は、次のとおりです。
- ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。
- ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。
- ご生前のご功績を偲び、心からのご冥福をお祈りいたします。
- ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げるとともに、ご冥福をお祈りいたします。
- ご生前のご厚情に深く感謝し、心からご冥福をお祈り申し上げます。
このような文例は、弔電を注文するさいに利用できる定型文として公開されています。
選択肢のなかから、好みの文章を選べばいいため、とても手軽ですね。
定型文は、「おおげさにならない程度に簡単に」と配慮している方にはおすすめです。
【やや長め】弔電の文例!2~3行にまとめて弔意を伝える
故人とそんなに親しいわけではないが、弔電が一行では味気ない。
せめて2~3行は必要だろうと考えている方も多いでしょう。
そのような方にオススメの文例を紹介します。
ご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。
ご遺族、みなさまの悲しみをお察しするとともに、故人の在りし日のお姿を偲び、安らかなご冥福をお祈りいたします。
〇〇様のご訃報に接し、驚きと悲しみでいっぱいです。
ご生前に受けた幾多のご厚情を思えば、すぐにでも駆けつけるべきところですが、参列できず誠に残念でなりません。
遠くから手を合わせ、心よりご冥福をお祈りしております。
〇〇様には生前大変お世話になりました。
突然の訃報に接し、悲しみに胸が詰まり、今はどんな言葉も思い浮かびません。
どうぞ安らかにご永眠ください。
このように、3行程度にうまく文章をまとめましょう。
350文字までのメッセージが追加料金なしで送れる電報
「電報といえば、NTT」を思い浮かべる方も、多いかもしれませんね。
しかし、NTTの電報は、文字が増えるほど料金が上がる文字課金制です。
ちょっと長い文章、ちょっと長い差出人の住所を送ってしまうと、ビックリするくらい高くついてしまうことも!
弔電は、NTTだけではありません。
当サイトでオススメするのは、文字数で料金が高くなることがない「VERY CARD 」です。
350文字までの文章なら、台紙の料金だけで届けることができるので、安心ですね!
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【長文】弔電の文例!心のこもった文章でありがとうを伝えよう
かけがえのない方や、生前親しかった方が亡くなられた場合、オリジナリティのある文章でメッセージを考えるのもよいです。
「文章なんて難しい?」
いいえ、そんなことはありませんよ。
長めの文章で弔電を送る場合、「前文」「つなぎの文」「結びの文」の3つの部分に分けて考えるのがポイント。
だれでも、すっきりとバランスよくまとまった文章を作ることができます。
「前文」と「結びの文」は、弔電サービスの定型文をコピペするだけでOK。
あとは「つなぎの文」の部分を考えるだけで、オリジナリティのある弔電にすることができますよ。
「つなぎの文」の部分には、次のような内容で書いてみましょう。
- 故人との関係
- 生前の想い出
- 遺族へのいたわりの言葉
- 故事成語、名言
このような内容で独自性を出し、ご遺族や参列者の心に残る弔電にしてくださいね。
長い弔電の注意点!長くても300文字以内にすべし
しかし、いくら心のこもった弔電が送りたいからといって、むやみに長々しい弔電はNG。
だらだらと、ただ長いだけの文章を聞かされることは、参列者の側からすれば苦痛でしかないからです。
良く推敲し、余分な文章を省き、長くても300文字までにまとめるようにしましょう。
<長文>弔電の文例1、生前の具体的なエピソードを盛り込む
弔電の文言のなかに、生前の故人の様子が偲ばれる具体的なエピソードを盛り込むと、ご遺族や参列者の心を打つことができるよい弔電になるでしょう。
具体的な文例は、次のとおりです。
〇〇様の突然の訃報を知り、信じられない気持ちでとても驚いております。
昨年12月にお会いしたときはとてもお元気な様子で、趣味のギターの話を楽しそうに聞かせていただきました。
先日も、次の演奏会の予定をメールでいただいたばかりでしたのに。
今でも〇〇様のお元気そうな笑顔が偲ばれ、痛惜の念に堪えません。
ご葬儀に出席できず、最後のお別れが叶わないことは誠に残念ですが、
在りし日のお姿を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。
(207文字)
〇〇先生ご逝去の知らせを受け、ただ残念でなりません。
先生には生前ひとかたならぬご厚情を賜りましたが、まだご恩返しもできず、痛惜の念もひとしおです。
先生から受けたご恩は生涯忘れず、先生から教えられた「宥恕の心」は時を越え、教え子から教え子へと必ず受け継いでいきます。
遠方により最後のお別れもかなわず、まことに残念でなりませんが、お元気だったころのお姿を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。
(194文字)
<長文>弔電の文例2、語りかけるような優しい文章にする
お葬式の合間にまとめて読まれることが多い弔電。
読み上げられるどの弔電も堅苦しい文章ばかりのため、聞いているほうもなんとなく聞き流すだけになってしまいます。
そんな中で故人にやさしく語りかけるような口語体で書かれた弔電があれば、ご遺族や参列者の心に残ることでしょう。
口語体の弔文は、親しかった友人の訃報などにおすすめです。
こんなに早く別れがくるとは信じられないよ。
〇〇君とは高校時代から遊ぶときも一緒、悩むときも一緒、部活に勉強に楽しかった思い出しかありません。
来年の夏里帰りしたときには、久しぶりに皆で河口湖でバーベキューをしようと約束していたのに。
この約束がかなえられなかったことが、本当に、本当に、残念でならない。
たくさんの思い出をありがとう、どうか安らかに。
(167文字)
〇〇ちゃん、短い間だったけど楽しい思い出をありがとう。
いつも優しく、あんなに元気だった〇〇ちゃんに、もう会うことができないなんて信じられないし、信じたくない。私は笑顔のかわいい〇〇ちゃんが大好きでした。
覚えたてのひらがなで私に手紙を書いてくれてありがとう、今でも私の一番の宝物です。
天国に行ってしまうのはほんとうに悲しいけれど、天国にはきっと〇〇ちゃんの大好きなお花がたくさん咲き、夢のようにきれいなちょうちょが飛んでいることでしょう。
どうか安らかに、お眠りくださいね。
(235文字)
弔電の文例まとめ!故人との関係をもとに文言を考えよう
この記事では、弔電の文例を紹介しました。
亡くなった方やご遺族との関係性を考慮し、親密さによって弔電の長さを調節することがおすすめです。
しかし、いくら故人やご遺族との関係が希薄だったからとはいえ、一行だけのメッセージで済ませてしまうのは、何となく寂しいような気もしますね。
わざわざ弔電を手配するような間柄であるなら、せめて2~3行程度の文章で考えてみてはいかがでしょうか。
いずれにしても、「自分の弔電が読み上げられる」であろうお葬式をイメージして、どの程度の長さだと違和感がないか、どんな内容だと場の雰囲気を壊さないのかを想像してみることが大切なんですよ。